20111223第53回定期演奏会


皆さんこんにちは。正指揮者を務めておりました、Bass3回生の村上です。

今回は、12月23日(金・祝)にいたみホールにて開催されました、第53回大阪大学混声合唱団定期演奏会についてのご報告です!
日程・会場とも3年続けて全く同じということで、もはや阪混のホームグラウンドと言っても過言ではないこのいたみホール。舞台衣装に、昼食夕食、レセプションの衣装もばっちり!

さあ、伊丹駅に到着!万全の体制で会場へ!
・・・?? 何か・・・足りない・・・?ん?・・・・・・楽・・譜は・・・?

というわけで、私は早朝から電車に楽譜類の入ったカバンを忘れるアクシデント。幸いにもカバンは西宮北口で発見されましたが、いやはや朝からつまずきました。
忘れ物のせいで集合時間に遅刻して団員の目が冷たいわ、ピアニストの先生にも「ちょっと面白い(笑)」と言われるわという始末。
いやはや、ほんとすみませんでした。でも、これで今日の不幸は使い果たしたはず!

Let’sポジティブシンキング!!ということで、気を取り直してリハーサルへ!

20111223_1

いよいよ本番当日と言うことで、ホールには張りつめた空気が漂います。
ステマネの活躍もあり、リハーサルは順調に進みます。
しかし、本番の緊張ゆえでしょうか、演奏には若干の問題点ががが。。。
乱れる振り付け、上がりきらない音程、定まらないテンポ、リハで泣く4回生←

リハーサルの段階でいくつか不安要素が見え隠れします。
それでも、本番は待ってくれません。最後の最後に必死の仕上げ!仕上げ!

各ステージのリハーサル、写真撮影、更衣を終え、いよいよ本番の舞台へ!

 

さて、刻一刻と近づく開演時間を前に、団員は緊張感とともにモチベーションも高まってきました!!
団員の表情にも緊張感と高揚感が見え隠れしています。

20111223_220111223_3

今までの練習でやってきたことを、沢山のお客さんにご来場いただいたことへの感謝を、自分たち一人一人が持っている今回の曲に対して思いを、それぞれ強く胸に抱いて!

いざ!本番のステージへ!!!!

20111223_420111223_5

 

●第1ステージ 混声合唱のための『八重山・宮古の三つの島唄』(作曲:松下耕)

20111223_6

第1ステージは、我が団の学生副指揮者、奥村 江里香指揮による、混声合唱のための『八重山・宮古の三つの島唄』でした。

沖縄民謡を題材に、Soloや手拍子足踏みを随所に散りばめ、独特の音階と進行をしていくこのユニークな作品は、「いかに聴衆に楽しんでもらえるか」がテーマでした。

1曲目「夜と昼の子守歌」は、第1ステージの1曲目という独特の緊張感の中で、聴衆を沖縄の雰囲気に連れ込むような音楽を、2曲目「狩俣ぬくいちゃ」の団員全員が暗譜を含めて大苦戦した手拍子足踏みのリズム感を軸にした祭歌の面白みを、3曲目「安里屋ユンタ」では美しいハーモニーを、それぞれお届けできたのではないでしょうか?(何?2曲目怪しかったって?いや、なんだかんだで乗り切れたはず・・・!)

本ステージを指揮したえりかは1月からは正指揮者。阪混の技術系の首領です!まだまだ不安なところもあるものの、本番で見せてくれた笑顔や一生懸命に指揮を振る姿を見て、来年の阪混を託すことができると感じました。来年も頑張れ!えりか!

 

●第2ステージ 『Missa pro Pace』(作曲・客演指揮:佐藤賢太郎(Ken-P))

20111223_7

第2ステージは、客演指揮者にKen-Pこと佐藤 賢太郎先生をお招きしてのステージ。

曲は、Ken-P作曲の『Missa pro Pace』です。本作は、「Kyrie」,「Gloria」,「Sanctus」,「Agnus Dei」の4曲から成り、Ken-Pが大学院から卒業する数日前に書き上げたという合唱作曲家としての第一歩ともいえる作品でした。また、今回の演奏は、本作品の日本での全曲を通した始めての演奏であり、作曲者自ら指揮をするということで、楽しみな半面プレッシャーも感じていたのも事実です。

緊張しつつも、本番の音楽が始まりました。不安もありましたが、毎回「低い!」と指摘されていた序盤のテナーのフレーズが見事に決まり、一気に盛り上がってきました。これぞ「本番マジック」というものでしょうか、いつも決まらなかったフレーズや音程がズバズバ決まっていきます。子音を交えた独特の緊張感、ホールに響き渡るハーモニー、Ken-Pの熱い指揮…。そういったものが渾然一体となって素晴らしい音楽が、80余名の祈りの思いがホールに広がっていきました。

今までで、一番良い演奏が本番に出ました!Ken-Pの指揮や団員の集中力に対して本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ひたすら満足感に浸ったステージでした。

 

●Intermission~つかの間の休息

第2ステージを終え、15分間の休憩へ。再び更衣を行い、舞台袖で待機。
2ステージ終えたこともあってか、団員の表情も柔らかくなってきました。

20111223_820111223_9

そして、今回の演奏会で卒団する4回生の方々の胸にはコサージュが・・・。
色々な思いが胸にこみ上げてきました・・・いかんいかん。本番前ですね。

泣いても笑っても、最後のステージ!みんな行くぜぇぇぇぇ!!

20111223_9

 

●第3ステージ混声合唱組曲『いまぼくに』(作詩:谷川俊太郎作曲:信長貴富)

20111223_11

(大変申し訳ありませんが、演奏中の写真がございませんでした。)

 

最終第3ステージでは、混声合唱組曲『いまぼくに』を、ピアニストに竹田景子先生をお招きし、学生正指揮者である私が指揮を振らせていただきました。

本作は「絶望から希望へと至る人間の様相」が根本的なテーマ。全5曲に貫かれるのが、
「―もしもいまぼくにほんとうに なすべきことがあるとするなら―」という一文。いつの時代にも通じる精神性を描いたこの作品の精神性は今こそ我々が歌うべきと思い選曲したものの、詩や曲の解釈の中で思い悩み、涙し、時には団員と衝突することさえありました。

しかし、それでも、本番の舞台で歌われた音楽には、聴衆をひきつける説得力が、組曲の流れを踏んだ展開が、団員一人ひとりの強い意志が、そして、比類ない希望が、溢れていたと確信しています。本番でしか出せない音楽と言うのがあると思いますが、それを実感し、心底感動したステージでした。聴衆の方々にどれだけのものを感じていただけたかは分かりませんが、私は、あの指揮を振り終わった後の拍手を忘れないでしょう。そして、団員が一生懸命に音楽に向き合って歌う姿を。

 

●ロビーコール

アンコールを終え、急いでホワイエへ移動。ご来場いただいたお客様への感謝の思いも込めつつ、ロビーコールです。

20111223_12

20111223_13

今日のステージに感動し、卒団生との最後の合唱に感涙し、多くのお客様のご来場に感謝し、部長挨拶に再び感動し、演奏会は幕を閉じました。
今回の演奏会は、団員はもちろんのこと、友人や多くの先生方、OBOGの方々のご支援やご助力もあって無事終えることができました。ありがとうございました!

そして何より、今回の演奏会にご来場下さったお客様と音楽を共有することができて幸せでした!本演奏会には、なんと、841人ものお客様にご来場いただいたとのことです!本当にありがとうございました!

今回の演奏会は1年間の集大成ともいえる1つのゴールでしたが、私たちはまたここから新たにスタートします。今回の演奏会で感じた思いを胸に、私たちは新体制でまた次の目標へと走り出します。皆様には、今後とも我々大阪大学混声合唱団に変わらぬご支援を下さると幸いです。

今回は本当にありがとうございました!

今後とも大阪大学混声合唱団を宜しくお願いします!!